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ネットワークエンジニアの年収が上がらない3つの原因と現実的な改善ルート

ネットワークエンジニアの年収が上がらない3つの原因と、現実的な年収改善ルートを整理します。オンプレ特化の限界・クラウド転換での年収変化・転職でキャリアを立て直す具体的な方法がわかります。ネットワーク系エンジニアの転職前情報として活用できます。

公開日 ・ 更新日 監修:かもはし

夜間対応も緊急切り替えも対応してきたのに、年収はほとんど動かない。そういう状況が続いているネットワークエンジニアは多い。なぜ努力が年収に反映されないのか、構造から整理する。

この記事で解決できること

ネットワークエンジニアの年収が上がりにくい市場構造と、年収を改善するための現実的なルートがわかります。

原因①:「夜間対応・緊急対応」が年収評価の対象になりにくい

ネットワーク運用の現場は、夜間の回線障害対応やオンコールが多い。体力的にきつい仕事だが、これが年収に反映されるかというと、そうはなりにくい。

理由は、夜間対応の多くが「当番制の運用業務」として固定されており、個人のスキルや改善成果として評価されないからだ。言い換えると、「障害を起こさず淡々とこなす」仕事は「成果がゼロ」と見なされやすく、昇給の根拠として使いにくい。インフラ・ネットワーク系のエンジニアが年収評価で損しやすい構造の一つはここにある。

POINT

夜間対応は評価の根拠にならず、「何かを改善した実績」がなければ昇給の交渉材料にならない。

原因②:Cisco・オンプレ特化スキルの市場縮小で単価が上がりにくい

ネットワークエンジニアの主要スキルだったCisco機器の設定・管理は、クラウド化の進行とともに市場規模が縮小している。

需要が減ることで、スキルの希少性が下がり、市場での交渉力が落ちる。転職市場でCiscoスキルの評価が高いのは、通信会社・SIer・データセンター運用など限られた企業群のみになりつつある。このスキルだけで年収を上げようとしても、採用枠自体が絞られているため上昇幅に限界がある。

ネットワークエンジニアのクラウド転職の実態でも触れているが、スキルの市場価値は業界トレンドと連動している。

POINT

Cisco特化スキルの市場が縮小しているため、そのスキルを磨き続けても単価交渉の余地は広がりにくい。

原因③:「ネットワーク専業」は転職先の選択肢が狭い

インフラエンジニア全体で見ても、年収が上がりやすいのは「クラウド設計・構築」「SRE」「セキュリティ」などのポジションだ。これらの求人は需要が高く、年収レンジが広い。

一方、「ネットワーク運用・保守」に特化したポジションは求人数が限られており、競合も多い。転職先の選択肢が狭いということは、年収の交渉テーブルに乗れる企業が少ないということでもある。

年収を上げたいなら、「今のスキルでどこへ転職するか」より「今のスキルに何を足せばより広い市場に出られるか」を考える必要がある。

ネットワークエンジニアが年収改善を狙いやすいルート:

  • クラウド方向:AWSのVPC・ルーティング設計はネットワーク知識が直結。AWS CLF→SAAの取得が最短ルート
  • セキュリティ方向:ファイアウォール・VPNの経験があるなら、セキュリティエンジニア職への横展開が狙いやすい
  • PM・コンサル方向:設計・要件定義の経験がある人は上流職への転換で年収レンジを引き上げられる
POINT

ネットワーク専業のまま年収を上げるより、クラウド・セキュリティ・PM方向にスキルを拡張して転職市場を広げるほうが現実的だ。

まとめ:ネットワークエンジニアの年収停滞は「市場と戦略」の問題

3つの原因を整理したが、根本は2点に集約される。

  1. 評価されにくい業務構造のままでは昇給の根拠を作れない
  2. Cisco・オンプレ特化のスキルセットでは転職市場での競争力が下がっている

インフラ・クラウド領域の転職エージェントについては以下の記事でまとめている。現職での交渉が難しいと感じた場合は、転職市場での市場価値を確認するところから始めると判断しやすくなる。

NEXTインフラ・クラウドエンジニア向けの転職エージェントを比較する

Sources

参考・確認した情報

FAQ

よくある質問

Q

ネットワークエンジニアの年収が上がらない場合、転職すべきですか?

A

現職での昇給が見込めない場合、転職が現実的な選択肢です。クラウド・セキュリティ方向のスキルを加えることで転職市場での評価が変わります。まず転職エージェントに登録して市場価値を確認することから始めると判断しやすくなります。

Q

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへの転職で年収はどのくらい上がりますか?

A

スキルと転職先によりますが、AWS設計・構築ができるレベルになると、同じ経験年数でも100〜200万円程度上がるケースがあります。CCNA・Cisco経験はAWSネットワーク設計の土台になるため、クラウド転職への移行がしやすい立場にあります。

Q

ネットワークエンジニアがセキュリティエンジニアに転職するには何が必要ですか?

A

ファイアウォール・VPNの実務経験があれば土台があります。情報セキュリティマネジメント試験の取得やCCNAセキュリティ分野の学習を組み合わせると転職活動を進めやすくなります。インフラ・クラウド系のエージェントに相談するとセキュリティ寄りの求人も紹介を受けやすくなります。

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この職種の総合ガイド

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2026-06-18

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2026-05-13
かもはし

監修者

かもはし未経験からIT転向→元SESエンジニア→フリーランス

IT未経験からエンジニアに転向し、SES(客先常駐)で長年エンジニアとして活動。その後フリーランスに転向し、現在も継続して稼いでいる。未経験からのIT就職・SESからのキャリアシフト・フリーランス転向…

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