SESでリモートできないのはなぜ?「出社強制」の現場から抜け出す現実的な方法
SESでリモートワークができない現場にいるエンジニア向けに、客先常駐でリモートが難しい構造的な理由・リモート可の求人へ転職するための条件と探し方・リモート面接から入社後の対応まで整理します。在職中の判断や転職先選びの参考情報としても活用できます。
比較の前にやること
「同じSESでも、友人はフルリモートなのに自分は毎日満員電車…」 そんな状況に、働き方の「格差」を感じていませんか?
この記事を読めば、SESでリモートワークができる環境とできない環境の決定的な違いがわかります。今の「出社地獄」から抜け出し、エンジニアらしい自由な働き方を手に入れるための最短ルートを解説します。
SESでリモートワークの可否が決まる「3つの境界線」
今やSES業界でもリモートワークは珍しくありません。それでもあなたが「出社」を強いられているなら、そこには構造的な原因があります。主な要因は以下の3点に集約されます。
1. 現場(客先)のインフラと文化
歴史の長い金融系や、セキュリティ要件が極端に厳しい現場では、いまだに「物理的な常駐」が必須とされるケースがあります。クラウド利用が制限されていたり、VDI(デスクトップ仮想化)などのリモート環境が整っていなかったりする現場では、スキルに関わらず出社が前提となります。
2. 自社(SES企業)の営業力と方針
「エンジニアの希望」よりも「既存客との安定した付き合い」を優先する会社は、リモート化の交渉を避け、出社前提の古い案件を回し続ける傾向があります。リモート可の新規案件を開拓する営業力がない場合、エンジニアは必然的に「出社必須」の案件にアサインされ続けます。
3. 契約形態と信頼関係
リモートワークは「自律して動けること」が前提です。プロジェクトに参画したばかりの時期や、スキルアンマッチと判断されている場合は、管理のために出社を求められることがあります。これはスキルアップや信頼構築によって解消される可能性もありますが、そもそもリモートを許可していない現場ではどうしようもありません。
SESのリモート可否は「運」ではなく、現場選びと自社の営業方針で9割決まります。
なぜ「今の会社」でリモート案件を探すのが難しいのか
「今の会社で、リモート案件にスライドさせてもらおう」と考えるのは自然ですが、現実には高い壁があります。
取引先ポートフォリオの偏り
自社が持っている案件の多くが「出社必須」の古い業界に依存している場合、営業にいくら頼んでもリモート案件は出てきません。会社全体の取引先がアップデートされていない限り、個人の力で変えるのは困難です。
営業担当の知識不足
リモートワークに必要なセキュリティ設定や管理ツールについて客先に提案・交渉できる営業は、SES業界ではまだ少数派です。エンジニアの働き方を守るための「交渉」ができる営業がいない環境では、場所の自由は手に入りません。
自社の管理コスト回避
フルリモートになると「エンジニアがサボっているのではないか」と疑うような、古い管理体制の会社はいまだに存在します。目に見える場所にいないと評価できないというマインドセットの会社では、リモートワークは定着しません。
結局、リモートができるかどうかは、あなた個人の努力よりも「どの土俵(会社・現場)で戦うか」という選択の問題なのです。
リモートが当たり前の環境に行きたいなら、環境を「変える」方が、今の場所を「変えさせる」より100倍早いです。
求人・面接でリモート可否を見抜く質問
「リモート可」と書かれていても、実態が週1回だけ、試用期間後だけ、現場判断だけというケースはあります。応募前後で確認すべきポイントを決めておきましょう。
- リモート頻度:フルリモート、週何日、出社曜日固定か
- 開始時期:入社直後から可能か、一定期間の出社が必要か
- 決定権:自社判断か、客先・現場責任者の判断か
- 実績:同じ職種・同じ案件でリモート勤務している人がいるか
面接では「制度として可能ですか」ではなく、「同じポジションで現在リモート勤務している方は何割くらいですか」と聞く方が実態をつかめます。制度があっても運用されていない会社は珍しくありません。
リモート求人は、制度の有無ではなく、同じ職種で実際に運用されているかを確認すべきです。
「出社必須」の鎖から抜け出すための3ステップ
今の不満を解消し、場所の自由を手に入れるためには、以下のステップで動くのが最も確実です。
ステップ1:「自社の限界」を冷静に見極める
自社にフルリモートの実績がどれくらいあるか確認しましょう。全エンジニアのうち数%しかリモートをしていないなら、そこで待ち続けるのは時間の無駄です。会社のカラーが「出社」である以上、その方針が明日変わることはありません。
ステップ2:「リモート前提」の求人・案件に触れる
SESでも、モダンな自社開発企業と変わらない環境で働けるプロジェクトは増えています。今の自分のスキルが外の世界でどう評価されるのか、外部の情報を入れることから始めてください。
ステップ3:「場所」を売る働き方から「スキル」を売る働き方へ
「現場に居るから価値がある」と思われるのではなく、「どこにいても成果を出せる」と思われるスキルを磨くことが、究極のリモート安定化に繋がります。環境を変えると同時に、自走力を高める努力も並行して行いましょう。
NEXTフルリモート案件を豊富に持つエージェントに相談するSources
参考・確認した情報
- 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag
IT職種の仕事内容・必要スキル・キャリアパスを確認するために参照。
FAQ
よくある質問
SESでリモートワークができない構造的な理由は何か
客先常駐は契約上、クライアント企業の指揮下で業務を行う形態です。クライアントがセキュリティやコミュニケーション上の理由から出社を求める場合、SES会社は拒否できません。リモート可否は自社の方針ではなく、配属される現場企業の方針に依存します。
リモート可能なSES現場に行くにはどうすればいいか
リモート案件への移行は、自社営業にリモート希望を明確に伝えることが第一歩です。ただし現職SES会社の取引先に限界がある場合、リモート案件を多く持つSES会社への転職のほうが確実です。クラウド・Web系技術のスキルがあるとリモート案件の選択肢が広がります。
リモートワークができる職場に転職するにはどうすればいいか
自社開発企業やフルリモート対応のWeb系企業への転職が最も確実です。転職エージェントに「フルリモート必須」と条件を伝えれば、対応求人に絞って紹介してもらえます。リモート求人はエンジニア職では増加傾向にあり、スキルがあれば実現は難しくありません。
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監修者
IT未経験からエンジニアに転向し、SES(客先常駐)で長年エンジニアとして活動。その後フリーランスに転向し、現在も継続して稼いでいる。未経験からのIT就職・SESからのキャリアシフト・フリーランス転向…
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